建物をグレードアップするための工事ポイント

マンションの大規模修繕工事は、劣化した部位の修繕をするだけにとどまらず、現代風にグレードアップができる絶好の機会ともいえます。ここでは、グレードアップするために必要な改良工事について説明いたします。

外壁の素材・色を変える 塗装仕上げのマンションならば、外壁の色や素材を変えることで見栄えをよくすることが可能です。複数の色でグラデーションを付ける・部分的に違うカラーを用いるなど、周辺のマンションと一線を画することもできます。
エントランスを整備する 正面玄関の扉・壁・床などを変えるだけでもマンションの印象を変えることができ、マンションの資産価値向上につながります。
エントランスホールを改良する ポストや掲示板をデザイン性と機能性を重視したものに交換するだけでも、エントランスホールを上質な空間に改良できます。また、床・壁・照明に手を加えても雰囲気が大きく変わります。
植栽・緑化を図る 敷地内に樹木を植えるなど、緑化を図ることによって、殺風景な雰囲気がくつろぎの空間に変わります。定期的な防虫や刈り込みなど簡単なメンテナンスならば、管理組合員のみで実施することも可能です。
バリアフリー化を図る 居住者の高齢化に伴い、スロープ・手すりの設置や段差の解消を行うマンションは増加してきています。スロープの傾斜や手すりの位置など、実際に使ってみて利便性が高いかどうかを検証することが大切です。
共用廊下・階段・玄関ドアを改良する 床シートの張り替え・段差の解消・手すりや滑り止めの取り付け・表札や照明器具の取り換えなどをすることで、より快適な空間を作り出すことができます。また、玄関ドアの交換により、防犯性・断熱性・耐震性が向上します。
管理室・集会室を整備する 管理室・集会室が狭い、老朽化が激しい、使いにくいなどの場合は、動線の見直しなども踏まえた改良工事を加える必要があります。変電室・ボイラー室・浄化槽など不要な施設を撤去したスペースがあいた場合はそのスペースを利用する方法もあります。
ゴミ置き場を整備する 脱臭・防音装置の付いた生ゴミ処理機を導入したり、格納できるゴミ置き場を設置したりすると、汚れ・汚臭・不法投棄などを防ぐことができます。
駐車場を回収する 利用状況に合わせて、立体駐車場から平地の駐車場に改設したり、スペースを有効活用して別のものを新たに設置します。
駐輪場を整備・増設する 乱雑に置かれた自転車は、通行の邪魔になる以外にも見た目がよくありません。敷地の隙間・ピロティの有効活用、駐輪機の設置によって問題を解決できます。
ペット飼育を可能にする ペットブームに伴い、足洗い場やグルーミングルーム・ドッグランスペースを設置するマンションも増えつつあります。ペット飼育に関する規約変更も忘れずに。
断熱性能を改良する 外壁・屋上・ルーフバルコニー・玄関ドア・サッシなどに断熱材を取り入れることで、室内の温度・湿度を整え、結露やカビを防ぐことができます。
雨仕舞(あめじまい)を改善する 雨仕舞とは、雨水が廊下やバルコニーなどへ浸入してこないように施す処理のこと。雨仕舞を改善することでより長期的に建物の美観を保つことができます。
電気容量を増やす 古いマンションは電気容量が少なく、たびたびブレーカーが落ちるということがあります。電気会社と協議のうえで必要な変更工事をすることで、電気容量を増やすことができます。
給排水システムを変更する 給排水管の腐食が激しい・給排水方式で弊害が生じるなどの場合は、衛生的でメンテナンスが少ないシステムを導入しましょう。
防犯設備を設置する オートロック・防犯カメラなどを導入すると、居住者の安心につながります。共用玄関以外にも非常階段・駐車場などにカメラを設置するところも増えています。
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